私が父の会社(株)チューガイ【旧:(株)チューガイシロアリ研究所】に入社したのが、平成5年4月。今年で27年になります。諸先輩方がまだまだ現役バリバリの中で私が言うのもおこがましいですが、その間に様々な経験をしてきました。特に大きいものとしては、阪神淡路大震災と今年に入ってからの『コロナ禍』になると思います。最も印象深いのは入社2年目での阪神淡路大震災(1995年)。当時弊社の本社があった神戸市中央区内のビルが半壊したため、急きょ同市垂水区にあった営業所を仮事務所として営業続行。建物や阪神高速の倒壊等で中央区の事務所の荷物を持ち出すために、垂水区から中央区まで片道6時間以上もかけて何度も往復(通常なら一般道でも片道20分程度)。また1件の新築予防に行くのに片道数時間以上、帰社は19時20時が日常茶飯事でした。その当時は新人だった私も日常の業務に追われ、とにかくやれることをバタバタとこなしているだけでした。そんな中、多くの同業他社の方々から毎日のように届く救援物資(飲料水・カップ麺等)。中には震災の2日後に大阪の堺からバイクの荷台にカセットコンロ数個にお肉をどっさり積んで駆けつけてくれた強面の方、島根県から車にぎっしりと救援物資を積んで来てくれた方々など、多くの方のご厚意に胸を熱くしたのも覚えています。(今振り返っても胸が熱くなります)改めて厚く御礼申し上げます。そのような状況下でさらに私を株式会社チューガイ 宮田 祐治12agreeable No.56 October 2020/10 第十二回先人に学ぶ
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