◉ 栄養改善慈善の研究・慈善活動◉ 健康食品ビジネスの開発◉ コロナ禍で止まっていた活動が再スタートしました方、昆虫食の先生、昆虫食メーカーの方、シロアリ研究企業の方などなど。多くの人々が私たちの活動に共感してくださり、協力の手を差し伸べてくださってくださいました。これはこの活動をはじめた当初、こんな風になるとは想像もつかなかったです!うう〜胸が熱い。これからもがんばります!これらのパートナーシップを生かして、私たちは次のステップとして、シロアリ昆虫食を用いての(1)栄養改善慈善の研究・慈善活動(2)健康食品ビジネスの開発を進めようと計画しております!こちらは、日本・ケニア両サイドの研究者チームの協力を得まして図のような計画を立てて、政府系、研究機関系の予算の獲得やその根回しに動いております。詳細はまだ発表できませんが、いいセンまでいっているので!決定しましたらまた共有させてくださいね。シロアリの栄養が優れている話はすでにご存知の通りですが、特にタンパク質とそのアミノ酸の質が非常に優れていることが追加の分析で判明しました。筋肉や臓器を構成する必須アミノ酸の40%を占めるBCAA(バリン、ロイン、イソロイシン)が、ななななんと!マグロや大豆、牛肉よりも豊富に含まれていることがわかったのです!(図参照)スポーツやダイエットされている方はご存知かもしれませんが、この含有量はとてもすばらしいもので、途上国の栄養改善用途だけではなく、先進国のアスリートの食事としても推奨できる高レベルのものといえるでしょう。私たちはこれらの特徴に着目し、高タンパク・低脂肪・低糖のスナックやプロテインバーの商品開発を行っております。これが実現できれば「サステナブルな次世代プロテイン」という新しいコンセプトで市場にアピールすることができると考えています。いつか日本や欧米のコンビニエンスストアでも、商品が並ぶぐらいになれたらいいな〜。そんな夢を掲げてがんばってます!シロアリの脂肪分の分離(脱脂)や、食品衛生上のケア、味付けなどまだまだ壁がありますが、こちらも大学の研究室や食品メーカーとのコラボレーションを通して実現を進めていきたいと思っております。いつかシロアリ大会のブースで皆さまにも食べてもらえますように!今回で一旦、連載は終了となりますが、私たちは活動を続けます!正直な話、今年1月にケニアから帰国してすぐに新型コロナウィルスの感染拡大がはじまってしまい、国際便がストップしてしまったことやイベントができなくなってしまったことで思うように活動ができていない状態が続いていました。しかしこの9月から状況が変わり始め、ケニアからシロアリを送ってもらったりすることがようやくできるようになり、様々な活動が再開できはじめています。今までのフラストレーションをバネにまたがんばります。ということで!これからも、Mr.シロアリマンの応援をよろしくお願いたします!19agreeable No.56 October 2020/10シロアリプロテインバーの試作品有機溶媒(エタノール)を使ったシロアリの脱脂実験シロアリの圧搾脱脂実験オーツブランとケールとシロアリのチップスの試作
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