agreeable 第56号(令和2年10月号)
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◎はじめに◎木材保存剤等審査会設立の経緯◎木材保存剤等審査会の組織本年7月3日に木材保存剤等審査会(以下、「審査会」)が設立され、公益社団法人日本しろあり対策協会(以下、「白対協」)と公益社団法人日本木材保存協会(以下、「保存協会」)が行う木材保存剤等の認定に係る保存性能審査および安全性審査を公益財団法人日本住宅・木材技術センター(以下、「住木センター」)に替わって行うことになりました。木材保存時等の認定に係る保存性能および安全性審査を行う機関の変遷をたどりますと、かつては保存協会および白対協の前身団体がそれぞれ個別に審査と認定を行っておりましたが、この一本化を望む声が業界を中心に広く起こり、その結果、1985年1月に両協会から独立して性能および安全性審査を行う機関として日本木材保存剤審査機関が設立されました。その後、2007年7月に、より公平か        i.ii..    等     申請の受付および手続き等の業務を担当すつ中立的な立場から審査を行い適正な木材保存剤等を流通させることを目的に、審査る木材保存剤等審査事務局(以下、「審査事務局」)を設置し、性能と安全性審査については住木センターに委託する形に変更しました。この審査体制を本年まで続けてまいりましたが、近年、認定申請の件数が漸減傾向を示す中、申請件数が著しく少ない年が生じるなど、従来の審査制度を安定的に維持するのが難しくなる兆候が見られるようになりましたので、昨年8月に審査事務局の企画運営委員会で適正な審査制度を将来にわたって維持・継続できる体制の構築に向けた検討に着手し、取り組みを進めた結果、本年7月の審査会設立に至りました。審査会の組織の概要は次のとおりです。審査事務局の団体はそのまま存続させ、規約や規程類の改定、名称の変更および組織の改編により審査会を設立し移行しました。(設立日:2020年7月3日) 審査会は図1に示すとおり、総会、理事会、審査委員会および事務局で構成され、審査会の代表は会長が務めます。材保存剤工業会(合わせて以下、「三団① 総会は保存協会、白対協および日本木② 理事会は、現在6名の理事で構成し、③ 審査委員会は、現在、委員長を含む7④ 事務局は、申請に係わる業務をはじめ、・ 住所:〒105–0001東京都港区・ 電話:080–9550–4451・ E-mal:shnsa.jiorg/・URL:http://mokuzai-hozonzai-shnsa体」)のそれぞれが指名(各2名)した6名の代議員で構成し、理事と監事の選解任、規約の変更や事業報告および財務報告の承認を行う。会長、副会長および常務理事の選解任や審査会の業務執行の決定を行い、組織の運営に係る職務の執行を監督する。名の委員で構成し、木材保存剤等審査規程の定めに則り、申請された木材保存剤等の保存性能および安全性について審査を行う。審査会の運営に係る業務全般を行う。事務所の所在地、連絡先、ホームページ虎ノ門4–2–5第3松坂ビル8階・FAX:03–3432–1971mu@altoocnne.jp木材保存剤等審査会 植松 安史 1)  3) 20agreeable No.56 October 2020/10 2)審査会の構成

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