agreeable 第64号(令和4年10月号)
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初めに被害箇所周辺の床を剥離撤去。食害木部へ穿孔(写真⑤⑥)し薬剤処理※加圧注入処理(写真⑦)、木部散布処理(写真⑧)木部処理後、被害部周辺の断熱材へ薬剤加圧注入処理を実施(写真⑨)。表面から確認し難い蟻道にアプローチ出来るよう20cmピッチで加圧注入処理することとしました。断熱材薬剤処理後に土間穿孔(写真⑩)。幸い暖房配管敷設図があったため図面を基に作業する事が出来ました。敷設図がなかった場合、土間部への穿孔は対応できなかったでしょう。土間コンクリート穿孔後、薬剤注入し土壌への駆除処理実施(写真⑪)床下対応後、外部施工仏間の外壁を剥がしてもらい、木部被害箇所への薬剤処理(写真⑫)と外基礎断熱材天面カット部への薬剤処理対応(写真⑬)地下に存在するシロアリへ直接薬剤を届ける事が難しい為、外周部へのベイト剤設置で管理する事としました。最初に埋設ポイント土壌穿孔(写真⑭)ケースを埋設後、ベイト剤を投入(写真⑮)外周部へ一通りベイト処理を実施(写真⑯⑰)母屋の一角にはウッドデッキが設置されている場所もあ一通り作業したところで、「母屋の西側に生えていた胡桃の木を伐採した後、伐根せずに建築した」という情報が出てきました。地下にはシロアリの巣窟が存在しているということで、もう一歩踏み込んだ施工をしなければならなり、床板を一部外して(写真⑱)埋設する(写真⑲)などなかなか苦労しました。今案件は弊社にとって非常に難易度の高い事例となりましたが、過去事例に囚われずに発想し柔軟に対応する事が出来ました。施工後数年が経過しましたが、ベイトの喫食は確認されており、今のところうまく機能しています。これからも様々な建築工法の被害物件に遭遇する事が予想されますが、臨機応変、柔軟に対応出来るよう、情報と技術の幅を拡大する事を怠らない様に心掛けて行きたいと思います。17agreeable No.64 October 2022/10             写真⑨写真⑩写真⑮くなりました。写真⑱写真⑲写真⑬写真⑭写真⑦写真⑧写真⑪写真⑫写真⑯写真⑰

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