しろありNo.165

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24Termite Journal 2016.1 No.165表１　点検日と施工箇所数（平成27年実施）点検日施工箇所数建物Ａ建物Ｂ建物Ｃ建物Ｄ（新規）３月17日１箇所２箇所－７月10日－１箇所－７月27日－－－２箇所８月11日－－－－4.1 ３月17日の点検と再施工　３建物について点検を行ない, アメリカカンザイシロアリの加害兆候である虫糞を捜した。建物Aで１箇所, 建物Bで２箇所虫糞を確認した。虫糞真上の木材について, 糞出し孔を確認し, 糞出し孔からムースを注入し, 再駆除を行った（写真７, ８）。駆除後清掃を行い, 虫糞は全て除去した。建物Cには, 虫糞はなかった。4.2 ７月10日の点検と再施工, 新規調査　３建物について点検を行い, 虫糞を捜した。建物B入口で１箇所虫糞を確認した。糞出し孔は大扉底面で, 糞出し孔を目視で確認できないため, 虫糞落下位置真上の扉側面に1.6mmのドリルで水平穿孔し, ムースエ３．使用薬剤器具　平成26年の駆除工事, 平成27年の一部再駆除工事等全ての駆除工事は, 下記薬剤と器具を用いた。１）使用薬剤　　商品名：エバーウッドムースエアゾール（写真５）　　製造会社名：住化エンバイロメンタルサイエンス　　　　　　　　株式会社　　有効成分：ネオニコチノイド系薬剤　　　　　　　常温蒸散性ピレスロイド系薬剤２）使用器具　　商品名：ピペットノズル（写真６）　　製造会社：環境機器株式会社４．駆除工事後の点検・再施工　工場の駆除工事は, 平成26年11月に終了した。その後, ４回工場を訪問し, 点検と一部駆除を行った。平成27年７月27日には新たな建物Ｄの駆除依頼があり２箇所の駆除を行った。平成27年８月11日の点検では, ４建物共, 新たな虫糞の落下は無かった。写真４　建物Ｃの雨漏り部に隣接した被害部写真７　建物A再駆除工事写真８　建物B 再駆除工事写真５　ムースエアゾール写真６　ピペットノズル