しろありNo.165
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5Termite Journal 2016.1 No.165(c)), 長さ方向に6分割(図8(d))のときの空隙率と曲げ強度の関係を示す。中央部分の空隙率(図14)は, 曲げ強度と負の相関がみられ, さらに試験体全体の場合よりも, ばらつきが少なくなる傾向がみられたことから, 中央部分の空隙率を使うことによって, より高い精度で曲げ強度との関係を評価できると考えられる。材せい方向の空隙率(図15)については, 加力面と底面付近では, 大きな応力が発生し, また材表面付近の食害が激しいため, 空隙率(図15のプロット●と○)試験体作製時に除外した。したがって, ほとんどの試験体は中央部で破壊に至った。また, 十分なスパンで試験を実施したため, せん断による破壊も観察されなかった。さらに, 試験体における部分的な空隙の位置も影響していると考え, より強度に影響を及ぼすと考えられる曲げモーメント一定区間(中央部分360mm)について, 詳細な空隙率を評価することとした。 図14~16は, それぞれ曲げモーメント一定区間(中央部分360mm)(図8(b)), 材せい方向に5分割(図8図10 動的な縦弾性係数と曲げ強度の関係(簗瀬ら15)を改変)図14 試験体中央部分(360mm)の空隙率(図8(b))と 曲げ強度の関係(簗瀬ら15)を改変)図11 容積密度と曲げ強度の関係(簗瀬ら15)を改変)図12 超音波伝搬速度と曲げ強度の関係(簗瀬ら15)を改変)図15 材せい方向に5分割の空隙率(図8(c))と 曲げ強度の関係(簗瀬ら15)を改変)図13 試験体全体(1200mm)の空隙率(図8(a))と 曲げ強度の関係(簗瀬ら15)を改変)
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