木材・建材 スギ板ヒノキ板石膏ボード コンクリートタイル断熱材:グラスウール 断熱材:発泡ウレタン 隠されるサイズとした。木材は5㎜と20㎜のスギ板と24㎜のヒノキ板, 石膏ボードは10㎜, コンクリートは10㎜, タイルは5㎜のものを用い, それぞれの単板を重ねることで厚さを変え樹種別, 建材別に評価した。試験体は, イエシロアリ100頭(職蟻90頭・兵蟻10頭)とした。 なお, タームレーダーの感度は中間レベルである5とし, 試験は一般住宅に近い環境を作るため, 京都大学生存圏研究所のエコ住宅実験棟(木造)にて行った。5,10,20~70まで5㎜間隔 24,48,72 10~60まで10㎜間隔 10,20,30 5,10,25 厚さ(㎜) 5と20㎜厚の単板を組み合わせて使用 80 45 備考 10㎜厚の単板を組み合わせて使用 10㎜厚の製品を組み合わせて使用 10㎜厚の製品を組み合わせて使用 5㎜厚の製品を組み合わせて使用 アクリアUボードピンレス(旭ファイバーグラス㈱製)アキレスジュウテンR(アキレス㈱製)2424図1 試験方法(上:障害物がない場合 下:障害物がある場合)表1 評価した木材と建材の種類と厚さ3-3 データ収集方法 タームレーダーで測定した数値は, 0.5秒毎にモニターにバーグラフとともに値(0〜999)としても表示される。値は反応が大きいほど高くなり, 低いほど小さくなる。今回, この値を便宜的にTR値(Termradarの値)と定めた。事前調査として, 試験体(イエシロアリの職蟻90頭・兵蟻10頭)に対し, 検知時間を10秒間(20ポイント)と5秒間(10ポイント)で3回繰り返し比較した。結果は, 10秒に比べ5秒の方がTR値に反復間のバラツキがやや見られたもののそれほど大きな違いがなかったことから, 測定時間短縮も考慮し, 5秒
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