しろありNo.173
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 (2 ) 塗布は, はけ, 又はぼろ布により, 吹付けは, 吹付器により1回処理後係員の指示に従い, 次回の処理を行う。 (3 ) Ⅱ類およびⅢ類の防蟻処理は木材加工後に行 (4 ) 防蟻処理した木材を加工した場合には, その加 (5 ) 塗布または吹付けの場合には, 割れ, 穴きずな (6 ) 防蟻処理した木材の割れに対しては, 係員の指 (7 ) Ⅲ類処理の場合は建方完了後, 係員の指示により主要な継手, 仕口の部分または, 基礎と土台との接触部分に外面よりⅢ類の処理を行う。 (1 ) 土台, 火打土台, 大引き, 1階根太掛けおよび床 (2 ) 大壁造りの場合は, 土台上ばより1m以内の部 (3 ) 真壁造りの場合は, 土台上ばより30㎝の部分に (4 ) 土台上ばより1m以内の部分にあるモルタル (5) 1階の窓台の全面 (6) 2階以上の窓台および胴差しと柱の仕口面 (7 ) 2階以上の胴差し台輪および火打ばりと2階 (8 ) 陸ばり合掌, 小屋ばり, 間仕切げた, 小屋火打ばう。工個所に対して, Ⅲ類の処理を行う。どに対してはとくに入念に処理を行う。示に従いⅢ類の処理を行う。 d  木材防蟻処理は, 特記のない限り, やまとしろありに対しては(1)〜(5)項までを, いえしろありに対しては(1)〜(8)項に対して行う。束の全面分にある柱, 筋かい, 窓台などの全面ある柱, 間柱, 筋かいなどの全面塗ラス張り下地板の全面ばりとの仕口面及び鼻木口面りなどと, 敷げたおよび軒げたとの仕口面11.1.16表 木材防腐処理の類別Ⅱ類Ⅰ類類別やまとしろありに開そう法(JISA 9003)またはこれに準ずる対する場合加圧法いえしろあり開そう法(JISA 9003)またはこれに準ずるその他に対する場合加圧法2時間浸せき2回塗布または2回吹付2時間浸せき-Ⅲ類防処理に適用する。 イ  水溶性薬剤または乳剤(これらを表示する場合はWとする)で処理する場合は, その薬液を65℃以上に保ち木材を2時間以上完全に浸漬したのち, そのまま常温近くになるまで放置する。 ロ  油性または油溶性薬剤(これらを表示する場合はOとする)で処理する場合は, 温冷式または放冷式によるものとし, 温冷式の場合は, その薬液を90℃以上として木材を1時間以上完全に浸漬したのち, 35〜50℃以下の薬液中に2時間以上浸漬する。放冷式の場合は, その薬液を90℃以上として木材を1時間以上完全に浸漬したのち引き続いて適当時間常温近くになるまで浸漬する。 2 . 浸漬処理法は新築および改築用の木材の予防処理に適用する。 イ  水溶性または乳剤で処理する場合は, 木材を20時間以上完全に浸漬する。 ロ  油性または油溶性薬剤で処理する場合は, 木材を5時間以上完全に浸漬する。 3 . 塗布処理法は, 新築および既設建築物の予防処理に適用するものとし, 木材の木口, 割れ, 接合部, 基礎などとの接触部分にたいしてはとくに入念に処理を行う。 イ  水溶性薬剤または乳剤で処理する場合の1回の塗布量は, 1㎡につき200㎖以上とし,1回塗布して木材に吸収させたのち, さらに1回以上塗布を行う。 ロ  油性または油溶性薬剤で処理する場合の1回の塗布量は, 1㎡につき150㎖以上とし, 1回塗布して木材に吸収させたのち, さらに1回以上塗布を行う。 4 . 吹付け処理法は, 新築および既設建築物の予防または既設建築物の駆除処理に適用するものとし, 木材の木口, 割れ, 接合部, 基礎などとの接触部分にたいしてはとくに入念に処理を行う。 イ  水溶性薬剤または乳剤で処理する場合の予防処理における1回の吹付量は, 1㎡につき200㎖以上とし, 1回吹付けをして木材に吸収させたのち, さらに1回以上吹付けを行う。3737全日本しろあり対策協議会木造建築物の「しろあり」防除処理仕様書 昭和36年(1961年)7月Ⅱ 木材処理方法 1 . 温冷浴処理法は, 新築および改築用の木材の予

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