表1 塗付木材片浸漬後蒸留水の着色杉木材(20×5×40mm、20×5mm(木口面) 20×40mm(柾目面)の杉に表1記載の塗料を塗付量160g/m2で塗装し試料とした(n=3) ガラス瓶にて蒸留水150gを入れ、試料(n=3)を60℃×240時間、恒温槽にて貯蔵。試料を取り除いた蒸留水の着色を目視にて観察した。 杉木材のブランクより着色が多いものを×、少ないものを〇とした。 常温硬化型エポキシ樹脂樹脂(カチオン性):変性BisA、PH4〜6 MFT 10℃ 平均粒子径 0.2μm アクリル樹脂(カチオン性)13〜14):PH5〜6 MFT22℃ アクリルシリコン樹脂(カチオン性):PH5〜6 MFT5℃ 平均粒子径 0.2μm アクリル樹脂塗料(アニオン系):PH7〜8 MFT5℃図1 水性木材保護塗料(アニオン系樹脂塗料)の問題点 塗付後、栄養源が塗膜表面、木材と塗膜界面へ移行図2 水性木材保護塗料・薬剤の設計思想①水性木材保護塗料(酸性樹脂塗料)塗付後、栄養源が塗膜表面に移行しない。②透水率の抑制 体質顔料分散(水分の吸着・形状) ベース樹脂が常温で架橋1313PH(25.0℃)評価塗装前塗装前IPBC(防腐・防カビ剤)/樹脂固形(%)顔料(%)珪藻土/樹脂固形(%)PWC(%)樹脂イオン性樹脂固形ビフェントリン(防蟻剤)IPBC(防腐・防カビ剤)ビフェントリン(防蟻剤)/樹脂固形(%)構成木材片浸漬後の蒸留水(60℃×240h)木材木材栄養源栄養源顔料常温硬化型エポキシ樹脂エポキシ(カチオン)カチオン28.10.1480.8110.53%2.89%12.90.031.46%5.542アクリル樹脂(カチオン)アクリル樹脂アクリルシリコン樹脂カチオン21.80.1480.8110.68%3.72%12.90.037.18%5.566○○○×アクリルSi(カチオン)アクリル(アニオン)アクリル樹脂カチオンアニオン21.80.1140.6240.52%3.72%12.49.617.20.0910.5000.53%2.91%0.0400.00.23%7.84037.18%6.602木材木材ブランク(杉)杉木材ブランク
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