しろありNo.176
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◎110-0.285.6◎110-0.1100.0◎110-0.1100.0表4  低VOC既調合型防腐・防蟻薬剤ジノテクトの防蟻試験結果 何れ試験片も忌避性はなく、食害操作9日目で白蟻は全滅した。表3 防蟻試験結果 一般的にコンクリート・モルタル・金属などがマイナスイオン(−)=アニオンに帯電しており、自然界の様々な現象により滝壺・森などで発生している。 ベニア板の接着剤用途に使用されるEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)は, ノニオン系界面活性剤/PVA(ポリビニルアルコール)の保護コロイドで乳化されたPH4〜7のエマルション樹脂であり塗膜が黄変しないことが当社試験により確認されているが木材組織も同様にアニオン性を示すため塗料樹脂のカチオン1515跡がありカチオン性樹脂とは大きく異なる。 アニオン性アクリル樹脂塗料に含まれる弱アルカリ水が木材中の水溶性成分を木材・塗膜表面に移行させるためシロアリが餌と認識し防蟻剤(ビフェントリン)の忌避効果以上の活性の高いシロアリが木材を食害したと推測される。塗料PHを酸性側にすることや常温硬化型のエポキシ樹脂(カチオン)を配合することで水溶性成分が木材中に留まり塗膜表面に移行しない。(図3)PH(25.0℃)貯蔵安定性(室温)1カ月塗付量(g/㎡)平均質量減少率(%)死虫率(%)樹脂イオン性塗付量(g/㎡)平均質量減少率(%)死虫率(%)ビフェントリン(防蟻剤)(%)試験後(試験片)樹脂イオン性樹脂分(固形)防蟻剤(ジノテフラン)防腐・防カビ剤界面活性剤その他助剤(消泡剤他)水構成合計試験後(試験片)常温硬化型エポキシ樹脂アクリル樹脂アニオン0.50%0.10%0.10%0.40%0.10%98.80%100.00%6.800樹脂析出 ×110-0.1100.0カチオン110-0.816.40.53アクリル樹脂アクリルシリコン樹脂カチオンカチオン1600.075.80.681100.16.00.52常温硬化型エポキシ樹脂常温硬化型エポキシ樹脂常温硬化型エポキシ樹脂カチオン0.54%0.10%0.50%0.10%98.76%100.00%6.300カチオンカチオン0.54%0.10%0.54%0.10%1.00%2.00%0.10%98.26%100.00%6.3250.10%97.26%100.00%6.410アクリル樹脂アニオン1601.492.40.54B ブランク29.52.2杉辺材30.02.2

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